ページのまとめ
  • 個人と株式市場の間に立って、個人の株の売買注文を株式市場取り次いでいる
  • 証券会社は注文取次の手数料が主な収入。手数料は、会社によって異なる
  • 証券会社を利用するには口座開設が必要

証券会社の主な役割は注文取り次ぎ(ブローカー)業務

株は証券会社で買うもの、ということは多くの人がご存知でしょう。しかしこれは、あらかじめ証券会社が株を仕入れて在庫を揃えておいて、投資家に販売しているわけではありません。証券会社の実際の役割は、投資家らからの注文を市場に取り次ぐこと(これをブローカー業務といいます)なのです。

株は、株式市場で売買されています。しかし、個人の投資家が株式市場で、直接株を売買することはできません。何十万人、何百万人もの個人投資家が、全員直接株式市場に参加したら、大混乱となるでしょう。そこで個人投資家は証券会社を通じて売買注文を出し、証券会社がまとめてそれを株式市場に取り次ぐルールとなっています。

証券会社の役割

株価はどの証券会社でも同じ。違いが出るのは手数料など

たとえば、野菜や魚の市場でも、プロ向けの卸売市場と、個人に向けて販売するスーパーは厳密にわかれており、個人は卸売市場には参加できませんね。それと同じような仕組みで株も売買されているのです。しかし、スーパーと証券会社が違うところは、最初に述べたとおり、証券会社は原則的に自分で保有している株を投資家に売っているわけではない、という点です。

スーパーは、仕入れ値と小売値の差から儲けを得ますが、証券会社には仕入れはありません。証券会社は、注文を取り次ぐことに対する手数料で、儲けを得るビジネスです。

そのため、株は、同銘柄で、同時間の注文であれば、どの証券会社で売買しても同じ値段での売買となります。「A証券会社よりB証券会社の方が安く買える」とか「C証券会社はセール期間なので、いまなら5%引きの株価で買える」といったことはなく、証券会社の違いによって、株価の面での有利・不利は原則的に発生しません。

一方、証券会社の手数料については、各社まちまちで違いがあります。そのため、手数料については、選択による損得がありえます。具体的な手数料の内容と、証券会社の選び方については、基礎編4「証券会社の選び方(3)手数料プランを理解しよう」などで説明します。

<株式売買手数料 2014年6月現在>
  5万円 10万円 50万円
SBI証券 150円 150円 293円
松井証券(※1) 0円 0円 540円
マネックス証券 108円 108円 486円
楽天証券 139円 139円 341円

さらに詳しい手数料比較の表は、「証券会社 手数料(現物) 比較一覧ページ」へ。
※1:松井証券は定額制のみ。
※2:最新の情報は公式サイトをご確認ください。

まずは口座開設から

証券会社の店舗にいきなり行って「ソニーの株をください」といえば買うことができるのかというと、残念ながら、それはできません。銀行で預金を預けるには、銀行口座を開かなければならないのと同様、証券会社で株を売買するには証券口座を開かなればなりません。

口座開設は、数日から1週間程度の時間がかかります。この具体的なやり方についても、基礎編4「口座開設の手順(1)口座開設の流れを確認する」で説明しますが、口座開設には時間がかかるので余裕をもって申込しましょう。