- 基礎編
- 証券会社を使いこなそう
2014年8月21日
特色あるサービスを上手に活用しよう
- ページのまとめ
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- 証券会社を使い分けることで、より豊富なサービスを受けることもできる
- ポイントサービスがあり、貯めたポイントをマイルなどに交換できる証券会社もある
- 証券会社が特定の銀行と提携し、銀行の資金でそのまま株を買えるなどのサービスが提供されている場合も
サービスごとに証券会社を使い分けても
ネット証券が提供している投資情報の基本的な内容は各社ほぼ共通していますが、細かい点やサービスでは差が出てきます。
また、取引手数料や取扱商品も異なるので、投資に慣れてくるにしたがって使い勝手や情報量の差が気になることもあるでしょう。
口座開設は無料なので、複数の証券会社のサービスを実際に利用してみるのもおすすめです。そのうえで、株取引はA社、投資情報はB社、投資信託など他の金融商品はC社といったように、気に入ったサービスごとに使い分けてもいいでしょう。
取引に応じてポイントがつく証券会社もある
証券会社の中にはポイントプログラムを実施しているところもあり、取引に応じてポイントを貯めることができます。
たとえば、SBI証券では新規口座開設や投資信託の保有などにポイントが付与され、楽天証券でも楽天銀行の口座開設など一定の要件を満たすと株取引手数料100円ごとに1ポイントが付与されます。
マネックス証券では、デイトレードなど要件を満たした株取引の手数料や、投資信託の購入・保有量に応じてポイントが還元されます。
ポイントの使い方は証券会社によって異なりますが、景品に交換したり、航空会社のマイルやTポイントなど、他社ポイントへ移行したりすることも可能です。楽天証券の場合は楽天市場で使える楽天ポイントが付与されるので、そのまま買い物に利用できます。
ちりも積もれば山となるもの。ポイントを貯めるのが好きな人ならこうして点も考慮して証券会社を選ぶのもいいかもしれません。
SBI証券 |
楽天証券 |
マネックス証券 |
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付与対象 |
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交換対象 |
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銀行との連携でより便利に
同じ企業グループ内に銀行を持つSBI証券や楽天証券、カブドットコム証券などでは、銀行口座も合わせて開設することで、資金管理と投資がより便利になります。
SBI証券では系列の住信SBIネット銀行の口座に入れてあるお金を、移動させることなくそのまま株取引に使えます。現金で置いてある間は預金金利がつくので、無駄のない運用ができます。
証券会社の多くは、預り金を「MRF(マネー・リザーブ・ファンド)」と呼ばれる証券総合口座専用の投資信託で運用してくれるため、証券口座に現金を置いていてもわずかながら利息にあたる分配金を受け取ることができます。しかし、SBI証券はMRFの新規買い付けを停止しているため、まとまった現金を置いておくのであれば、銀行との連携サービスを利用するのが有利です。
楽天証券でも、楽天銀行との連携サービス(ハッピープログラム)にエントリーすることで、普通預金の金利が優遇されたり、株取引の手数料に楽天ポイントが付与されたりといった特典があります。
三菱UFJフィナンシャルグループの傘下にあるカブドットコム証券でも、三菱東京UFJ銀行カブドットコム支店を開設すると、証券口座から預金口座への出金操作を18時半までに行えばその日のうちに資金の移動ができ、ATMから引き出すことができるといった特典があります。