- 基礎編
- 証券会社を使いこなそう
2014年8月21日
投資セミナーで情報収集
- ページのまとめ
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- セミナーは、無料で専門家の話を直接聞いたり、質問したりできるチャンス
- ネットの動画による「オンラインセミナー」が開催される場合もある
- IRイベントで、企業と直接触れることができる
無料で投資の勉強会に参加できる
「証券会社に口座を開いてみたけれど、何から手を付けていいかわからない」という人もいるでしょう。各証券会社では初めて投資をするビギナーでも、資産運用の基本が学べるセミナーや勉強会を開催しています。
証券各社では、サイトやツールの使い方、分散投資の方法、投資銘柄の選び方、個別の投資信託商品の紹介などといった初心者向けのセミナーに加え、外国株や先物といった上級者向けの勉強会まで幅広いジャンルの講座を開講しています。多くは口座を開設している人ならだれでも無料で参加でき、中には口座を持っていない人でも受講できるものもあります。
日常的に開催されるセミナーの多くは小規模なものですが、証券会社の中には年に1回程度、大規模なホールを会場に、数百人から数千人規模のイベントを開催するところもあります。有名な経済評論家やアナリスト、カリスマ投資家などの豪華ゲストを迎え、講演やトークショーが行われています。
新聞や雑誌、テレビでおなじみのゲストによる相場見通しや投資アドバイスを直接聞けるだけでなく、なかにはお土産がもらえたり、豪華賞品が当たったりする抽選会が実施されることもあり、人気の高いイベントです。
こうした大規模イベントも参加は無料ですが、多くの場合、事前の参加登録が必要になります。証券会社にとっては顧客サービスだけでなく、新規顧客の獲得チャンスともなっているようで、口座を持っていない人でも参加登録可能なケースがほとんどのようです。
忙しい人や地方の人もオンラインで受講が可能
「仕事が忙しい」「地方に住んでいるので参加できない」という人でも、心配いりません。ネット証券の多くは、会場に人を集める方式だけでなく、インターネットを通してオンラインで配信するセミナーを開催しています。インターネット環境さえあれば家にいながらにして受講できるので、忙しい人や地方在住の人には特におすすめです。
サイトの投資教育コンテンツも利用しよう
セミナー形式の勉強会以外にも、ネット証券各社のサイトには投資のイロハを学ぶためのコンテンツが充実しています。
たとえばSBI証券のサイトでは、「投資基礎講座」というコンテンツがあり、株とは何か、といったことから詳しく説明されています。用語解説から投資銘柄の選び方、多彩な注文方法の使い分けまで、書店で販売されている入門書に匹敵するような豊富な情報を網羅しているので、セミナーと合わせて活用するといいでしょう。
証券会社がIRイベントを主催する場合も
セミナーほど頻度は高くありませんが、証券会社がIRイベントを主催する場合もあります。IRとはインベスター・リレーションズ(投資家向け広報)の略で、株主・投資家に企業情報を提供することです。
IRイベントでは、参加する上場企業がブースを設けて会社説明会を行い、投資家に自社の魅力をアピールしています。気になる企業が出展している場合や新しい投資先を発掘したい、という人にとって参加するメリットは大きいのではないでしょうか。企業の担当者に直接、質問もできるうえ、出展企業からお土産がもらえる場合もあり、投資家の人気が高いイベントです。